4-1 ウェブインターフェイストラブルシューティング
概要
この記事は、ウェブインターフェイスの基本的なトラブルシュートについて記載しています。
手順
トラブル内容 | 対応方法 |
設定→インストールアシスタント画面で3Dセンサ(3Dベクトル測定)が開始できない。→基準局の情報を受信していない事が考えられます。 | インストールアシスタントを終了し、無線機の設定画面で無線の設定を行います。設定→インストールアシスタント画面で3Dセンサが開始できることを確認します。 |
設定→インストールアシスタント画面→3Dセンサ(3Dベクトル測定)を開始したが、回転中心(COR)測定が完了出来ず、キャリブレーションを進める事が出来ない。→重機が安定した平坦な地面でキャリブレーションが実施されていない事が考えられます。 | 次の事を試して下さい。・バケットを出来るだけ地面に近い位置に下し、再度キャリブレーションを行う(重機の旋回時に安全が確保出来るかどうか、周りを確認の上、実施して下さい)。・重機を平坦で安定した地面に移動させ、再度キャリブレーションを行う。 |
3Dセンサキャリブレーションを実施中、左側のGNSS受信機の中央ランプが点滅しない。Web UIの画面上では、キャリブレーションの進捗を表すインジケーターが停止してしまう。 →GNSS受信機がFIXしていない事が考えられます。 |
次の事を試して下さい。・3Dセンサのキャリブレーションを終了させ、無線機の設定を確認します。・ケーブルが正しく配線・接続されているか確認します。またCANターミナルの位置を確認して下さい。・重機の電源をOFFにした上で、ピンCとピンDの抵抗値が60Ωである事を確認します。 |
設定→インストールアシスタントを表示させると固定センサーキャリブレーション初期化のタブがグレーのままで、キャリブレーション出来ない。→バケットの作成をしていない事が考えられます。 | ・設定→インストールアシスタント→前方リンク項目の入力とキャリブレーションが終了している事を確認します。・設定→アタッチメントを選択し、バケットを作成後、作成したバケットを有効にします。・設定→インストールアシスタントを表示し、固定センサーキャリブレーションを終了させます。 |
3Dガイダンス使用中、画面にオレンジ色の文字項目に「GNSS精度は許容範囲外です」と表示され、切り盛り表示がされない。→以下の原因が考えられます。・GNSS精度の設定より補正情報の誤差が大きい。・基準局からの補正情報喪失。・GNSSアンテナのマルチパスによるエラー | ・オペレーターUI上では、システム設定→GNSS精度を選択し、GNSS精度の設定値及びHとVの精度値を確認します。・HとVの値が100mm未満である事を確認し、GNSS精度の許容値を、その値に合わせて設定します。・HとVの値が100mmを超えている場合は、基準局の状態を確認します。・基準局の電源は切れていないか。・基準局がマルチパスを受けていないか。・基準局の周りに、受信あるいは発信を妨げる要因はないか。・インターネットで補正情報を受信している(VRS・IBSS・NTRIP)場合は、画面上にある、電波の受信状況を示すアイコンを確認し、インターネットに接続されているか確認します。インターネットに接続されている場合には、各補正情報の受信設定を再度確認します。インターネットに接続されていない場合は、Wi-Fiの電波不足・SIMの受信不足が考えられます。 |
TD520アンドロイドの画面の感度が悪く、タッチしてもなかなか反応しない。 | TD520アンドロイドの設定→タッチ感度→グローブモードで画面の感度を上げます。 |
キャリブレーション終了後、Web UIのモニタ→前方リンクの位置情報に座標値が表示されない。→現場の座標系が選択されていない事が考えられます。 | ・オペレーターUIの画面を立ち上げ、ジョブセットアップを選択し、3D設計データがあるプロジェクトを選択、次にモードで設計を選択、最後に現在の設計データを選択して、座標系を認識させます。・Web UI→モニタ→前方リンクの位置情報に座標値が表示されているか確認します。 |
作業中切り盛りの表示がばらついて、正確に作業が出来ない。 →GS520センサーの動作不良が考えられます。 |
Earthworksの電源を入れ直してください。 |
Earthworksで表示される切り盛りの値と、GNSSローバーで測った値に差がある。 | バケットのフォーカスポイントとGNSSローバーで測定した位置が正しいか確認します。 もし上記が正しければ、同じ設計データを使用しているか確認します。 |
Earthworksで表示される切り盛りの値と、GNSSローバーで測った値に差がある。その際Earthworksのシステムは動作するが精度が悪い。→寸法計測あるいはセンサーキャリブレーションが精度良く終了していない事が考えられます。 | ・Web UI→モニター→前方リンクの位置情報画面でピン(A)とピン(G)の距離、及びピン(B)とバケット爪先(J)の距離を測ります。・重機のブーム・アーム・バケットを動かし、A-G及びB-Jの距離を変化させ、その距離を測ります。・再度A-G及びB-Jの距離を変化させ、その距離を測ります(合計3ポーズ測ります)。・A-GとB-Jの距離がいずれも正しければ、3Dベクトル測定を再度実施します。A-Gが異なっている場合は、角度センサーキャリブレーションを再度実施します。A-Gは合っており、B-Jが異なる場合は、バケットの作成を再度実施します。 |
リモートスイッチが反応しない。 | オペレーターUIを立ち上げ、システム状態を選択し、GNSSを一度OFFにします。 その後再びONにして、確認します。 |
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