1-2 Trimble Siteworks基本データについて
概要
本システムは、下記の階層にてデータが準備・格納されています。
現場:既知点、設計データ、座標変換データ、背景図および各種設定(計測単位、座標順序)等の観測現 場共通データが格納されます。
設計データ:観測現場内における個々の箇所の設計面データ、杭打ちデータおよび設計図が格納されます。
作業指示:各観測データが格納されます。
本システムでは、観測現場での作業を短時間で正確に行うため、あらかじめ必要な基本データを用意します。下記に用意する基本データを記載します。これらのデータは無くても操作を行うことが可能ですが、用意した方が現場の作業効率が格段に良くなります。
<現場で共通して使用するデータ>
データ |
ファイルフォーマット |
使用方法 |
基準点 |
カンマ区切りテキストファイル(CSVファイル) |
TSの器械設置、システムの精度確認、杭打ちに使用可能。 |
背景図 |
DXFファイル |
背景図として平面図に表示。 |
<設計データ単位で使用するデータ>
データ |
ファイルフォーマット |
使用方法 |
杭打ち点 |
カンマ区切りテキストファイル(CSVファイル) |
杭打ち、丁張りに使用可能。 |
現場図 |
DXFファイル |
平面図に表示。ブロック参照ポイントやポリライン・線分は杭打ち、丁張りに使用可能。 |
面データ |
TTMファイル |
施工面の仕上がり形状・出来形および層厚チェック、杭打ち、丁張りに使用可能。 |
上記のデータは、市販のテキストエディタやCADソフトで作成できます。作成する際、下記の点に留意してください。
データ |
ファイルフォーマット |
留意点 |
基準点 杭打ち点 |
カンマ区切りテキストファイル(CSVファイル) |
点名、X、Y、Hの順に記述。XYのみの点(ベンチマークなど)やHのみの点(水準点など)の入力も可能。単位はメートル。点名は16文字まで。使用可能な文字は英数字および _ % ! @ # - = & + .(ピリオド) (スペース)。 |
背景図 作業図 |
DXFファイル |
現場の座標と図面上の位置が同じであること。同じでない場合は、CADソフトにて平行移動や回転、縮尺をかけて同じにする。単位はメートル。作業図のポリラインは杭打ち、丁張りで使用可能。 |
面データ |
TTMファイル |
AutoCAD Civil 3DやBusiness Center-HCEで作成可能。現場の座標と図面上の位置が同じであること。同じでない場合は、CADソフトにて平行移動や回転、縮尺をかけて同じにする。単位はメートル。 |
用意された基本データはTrimble Business Centerを使用して現場、設計データ、作業指示を作成します。
その後、Office Synchronizerを使用して下記方法にてコントローラへアップデートを行います。
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