Trimble Siteworks Machine GuidanceのシステムはGNSS受信機に搭載されているIMUも使用いたします。
精度よく施工する為にIMUキャリブレーションを行います。
必要な機材:
・Siteworks v1.10以上
・GNSS受信機 FW v6.01以降(チルトオプションインストール済み)
・三脚・整準台またはキネマティックポール・二脚
注意事項:
チルト補正モードに入った後、チルト補正された測定値を取得するためには、GNSS受信機の「位置合わせ」をする必要があります。
位置合わせを行うには、GNSS受信機に加速度がかかるように移動する必要があります。
測量ポールに設置する場合はポールを前後に揺らすか、短い距離を歩いて何度か方向を変えるように動かしてください。
また、チルト補正を使用する場合、最良の結果を得るために、クイックリリースを使用しないことを推奨しています。
操作:
・チルト補正の有効化
1) GNSS受信機を三脚・整準台(キネマティックポール・二脚)にの上に設置し、整準を合わせます。
(チルト補正が完了するまで動かいないよう固定します)
2) Siteworksを起動し、新しいプロジェクトと新しい作業指示を作成します。
3) GNSS受信機を起動させ、移動局モードでBluetoothによりコントローラと接続します。
4) 補正情報通信方法を選択し、補正情報を受信します。
5) クイックリリースの有無を入力します。(クイックリリースの使用は推奨しておりません)
6) 「Tilt Compensationを有効にする」を「はい」にします。
7) アンテナ高を入力して、 完了 をタップします。
8) GNSSステータスに表示されているアライメント(位置合わせ)マーク が赤から緑になるまで、
GNSS受信機とポールを前後に数回揺らすか、GNSS受信機に加速度がかかるように少し歩きます。
これはアンテナの位置合わせと呼ばれ、アイコンが緑色になるまで観測することができなくなって
います。
・eBabbleキャリブレーション
eBabbleのキャリブレーションを行い、電子気泡管を表示できるように設定します。
eBabbleはすべてのSPS986・R780についている機能です。別途オプションを購入する必要はありません。
1) メイン画面からeBubbleキャリブレーションウィンドウを開きます。
2) eBubble設定画面で「eBubbleのキャリブレーション」を選択し、GNSS受信機が水平であることを確
認してから <開始> をタップします。このキャリブレーションが完了するまでには約30秒かかりま
す。
3) キャリブレーションが完了するとメッセージが表示されるので、 <OK> をタップします。
キャリブレーションが完了すると、eBubble設定画面に戻り、eBubbleがアクティブになります。
・eBubbleの設定
eBubbleの設定画面には、ユーザーが調整可能な4つの設定があります。
eBubble応答:バブルの位置が画面上で更新される速さ(=動きの速さ)
eBubble感度:ある角度の変化に対するeBubbleの動き。
「高」の場合、同じ角度の変化でもeBubbleが大きく動き、「低」の場合、同じ角度の変
化でも小さく動くことになります。
感度を変更すると、eBubbleディスプレイの内輪の直径にも影響します。
チルト許容範囲:傾き誤差の許容範囲を設定できます。
この範囲外の傾きで観測すると、観測時にeBubbleが赤く点灯し、警告メッセージが
表示されます。
測定時のチルト警告を有効にする:チェックボックスをオンにすると、チルト許容範囲外で観測した
ときに、警告メッセージが表示されます。
※ 車両モードまたはウォーキングモードの場合、または eBubble が較正されていない場合は、
このボックスのチェックを外してください。
この設定は、チルト補正が完了すると自動的にチェックが外れます。
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