複合調査(Composite Surveys)機能概要 (2021.03.24追加)

概要

複合調査の機能を使用すると、作業現場の測量を小さなセクションで飛行およびアップロードして他の測量データとマージ（合成）し、作業現場全体の最新ビューを形成できます。

測量データを取得するための現場作業時間を削減し、作業現場全体をより頻繁に確認することが可能になります。この記事では以下の詳細手順などを掲載しています。

A：測量データをマージ（合成）する場合

B：複合調査を再合成する場合

C：複合調査を名称変更または削除する場合

D：複合調査を表示（確認）・共有する場合

E：複合調査でできること

≪注意≫複合調査の測量データ等を編集したい場合は、マージする前の測量データを編集してください。

上記の例では、Composite Surveyの画像左側の測定データを編集したい場合は、マージ前のFlight１で編集します。編集が完了するとComposite Surveyにその編集内容が反映されます。

詳細

A：測量データをマージ（合成）する場合

A-１.データセットを検索する検索窓をクリックすると「データセットのマージ」ボタンが表示されます。「データセットのマージ」をクリックします。 ・データセットに、オルソ写真または地形データが含まれている必要があります ・同じサイト内にある測量データがマージ対象です ・マージ可能なデータセット数は２５件まで です
A-２.「マージするデータセットを選択します」という画面が表示されます。チェックボックスでマージしたい測量データを含む「データセット」を選択します。選択したら右下の「続行」をクリックします。 ・検索窓を利用して対象を絞ることが可能です
A-３.複合調査の日時を設定することが可能です。 左のカレンダーで年月日を、右の数字で時分秒を設定できます。 ・日時の初期設定：サイトのタイムゾーンが使用され、マージされるデータのうち最新の日時が使用されます ・複合調査の名称を変更することができます
A-４.「作成する」をクリックして完了です。 ・マージが正常に完了すると、右画像のようなポップアップが表示されます ・生成した複合調査は、他の測量データとともにドロップダウンリストに表示されるようになります

B：複合調査を再合成する場合

B-１．すでに合成した複合調査の、データセットを再合成することができます。作成した複合調査の右側にあるマージ「」をクリックします。 ・追加の測量データをマージ（合成）する ・すでにマージ（合成）した測量データを削除する ２つの編集タイプが可能です。
B-２．測量データの左横にある、チェックボックスで合成したいデータを選択します。選択できたら、右下の「続行」ボタンをクリックします
B-３．データセットの日時・名称を確認し、問題なければ「変更する」をクリックします

C：複合調査を名称変更または削除する場合

すぐに変更等が反映されない場合は、ブラウザの更新を実行してください。

C-１．作成した複合調査の名称を変更することができます。作成した複合調査の右側にある編集「」をクリックします。
C-２．名称の編集ができるようになります。編集できたら「保存」をクリックします。 ・画面右側に表示している写真の再読み込みが完了すると、編集した名称に表示が切り替わります。
C-３．作成した複合調査を削除することができます。作成した複合調査の右側にある削除「」をクリックします。
C-４．確認メッセージが表示されます。

D：複合調査を表示（確認）・共有する場合

１つの表示方法と、３つの共有方法について紹介します。

D-１．表示（確認）するには、当該複合調査を選択します。検索も可能です。
D-２．CREWオプションをご利用の場合は、画面左側で「CREW」タブを選択します。 対象の測量データが正しいことを確認できたら「CREWリンクを作成する」をクリックします。 ※CREWリンクオプションについて ・チームサイテック各社さま：こちらのヘルプサイト記事で紹介しています ・エンドユーザーさま：恐れ入りますが、販売代理店にご相談ください
D-３．「レポート」をクリックして「PDFレポート」を作成することができます。 このとき、画面左側にはPDFファイルのプレビューが表示されますので、画面左側の表示内容を確認しながら、表示する項目を選択してください。
D-４．画面の最下部右側にある「PDFマップをエクスポート」ボタンをクリックします。地図をPDFファイルで出力することができます。

E：複合調査でできること

E-１．「測定」ができます。 他のデータセットと同様に、以下の測定が可能です。 ・スマートボリューム ・参照レベルボリューム ・体積比較 ・カスタムベースボリューム ≪注意≫複合調査を測定する場合、合成前測量データの境界線にかかわらず測定することは可能ですが、その精度は、ベースとなる合成前の測量データの精度・合成部分の重なり具合などに依存する点にご留意ください。同様に、ズームレベルもベースとなる合成前の測量データに依存します。同一レベルに近づけるためには、同じドローン・カメラを利用し、同じ高度から撮影する等の対策が必要です。
E-２．「設計」を追加できます。 設計データを複合調査に追加して測定することができます。
E-３．各種「ファイル」のエクスポートができます。 画面右上にある「ファイル」をクリックするとすべてのファイルタイプのデータが表示されます。 特定のファイルタイプ（例：３Dモデル）をクリックすると該当タイプのファイルのみが表示されます。 エクスポートしたい対象ファイルをクリックすると「ダウンロード」ボタンが表示されますので、ダウンロードを実行してください。