【こちらのカメラオフセット値は、ハンディタイプに必要な設定です】
高精度のAR機能を使用するには、SiteVisionシステムがインストールされているモバイルデバイスのカメラレンズと、GNSSアンテナ間の、オフセット値(距離)の入力が必要です。
この記事では、ハンディタイプのオフセット値について、その数値または計測方法および入力手順を説明しています。また、二脚を使用する際の、ポール高さの計測について説明します。
関連記事:【ハンディタイプ】SiteVisionハードウェアのセットアップ
関連記事:【ポールタイプ】SiteVisionハードウェアのセットアップ
■推奨デバイスを利用している場合
※SiteVisionで使用可能スマートフォン(デバイス)と専用ケースを利用している場合、かつ、取り付けテンプレートを適切に設置されている場合は、計測作業は不要で以下の該当端末の数値を入力してください。
ステップ1. メニュー → ツール → 設定 をタップします。
ステップ2.〔 一般 〕と〔 ハードウェア 〕の項目がありますが、〔 ハードウェア 〕の中の〔 カメラオフセット 〕の数値を入力してください。
- ASUS ROG Phone5 の場合「x=6.5cm, y=14.6cm(※1), z=0.5cm」(レンズは外側)
- ASUS Zenfone8 の場合「x=5.9cm, y=12.0cm, z=0.4cm」(レンズは上側)
- ASUS Zenfone8 Flip、Zenfone7 PRO の場合「x=6.2cm, y=9.7cm, z=0.4cm」(レンズは中央)
- Google Pixel 4XL の場合「x=6.5cm, y=13.4cm, z=0.4cm」(レンズは外側)
- Google Pixel 4 の場合「x=5.6cm, y=13.0cm, z=0.4cm」(レンズは外側)
(※1)<ASUS ROG Phone5のマウント設置位置の移動とY値について>
マウントの設置位置は通常と比べて移動させる必要がありますので、Y値は計測した数値(cm)を入力してください)
以上で、オフセット作業は完了です。
ただし、推奨デバイスを使用している場合でも、取り付けテンプレートを使用して定義された場所とは異なる場所に取り付けた場合などはデバイスの位置が異なりますので、以下の手順に従ってオフセット量を再度測定し、SiteVisionの〔 カメラオフセット 〕に数値を入力する必要があります。
SiteVisionでの推奨デバイス以外のモバイルデバイスを使用している場合も、以下の手順で計測し、SiteVisionの〔 カメラオフセット 〕に数値を入力する必要があります。
■推奨デバイス以外を利用、または推奨ケース以外を利用、または粘着マウントを異なる場所に取り付けた場合の計測方法
ステップ1:カメラのオフセット値を測定する
- マウントの中心からカメラのレンズの中心までの水平距離を測定します。
注釈 複数のカメラを持つデバイスの場合、それは「視覚」カメラです。SiteVisionが使用するカメラレンズを確認して、正確に計測してください。
カメラレンズを特定する方法としては、SiteVisionアプリケーションを起動して、指などで各レンズを順番にカバーしてSiteVisionの画面の変化を確認します。SiteVisionの画面が暗くなった場合が使用しているカメラレンズですので、そのレンズの中心から計測します。
- DA1アンテナの上部からカメラレンズの中心までの垂直距離を測定します。
- 深度距離を測定します。通常、この値はゼロに近くなりますが、使用するデバイスのケースによって異なる場合があります。
ステップ2:SiteVisionでカメラオフセット値を設定する
- デバイスのアプリ画面で、 SiteVisionを起動します。
- Trimble IDを使用してサインインします。
-
メニュー → ツール → 設定 をタップし、〔 ハードウェア 〕と〔 一般 〕の項目がありますが、〔 ハードウェア 〕のなかの〔 カメラオフセット 〕に、ステップ1で測定したX、Y、およびZの値を入力します。
注意 ウィンドウの上部にあるでより詳細な設定ガイドをご確認いただけます。 -
ウィンドウの上部にある をタップすることで入力した値を保存できます。
※各数値を入力するたびに【完了】をクリックして数値を保存していますので、すべての項目入力が終わりましたら画面右上のをクリックして設定画面を閉じていただいて大丈夫です。
■二脚を使用する際のポール高さ
単独 ❶ ポールの高さ= 0(ユニットの下部) |
ポール上 ❷ポールマウントの底 ❸ ポールの高さ |
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。