PDF版(英語)は、ここからダウンロード可能です。
新機能と改良点
■新機能
・プロジェクトの短縮名 - GCSシステム向け
GCS900システムには、「Machine Control Data」フォルダ内にプロジェクトの概念がございません。 (Earthworks/Siteworks/Groundworks とは異なります)
したがって、すべてのプロジェクトの設計は親フォルダー内に一緒に存在します。WorksManager for GCS を導入したときに、設計名の前にプロジェクト名を付けました。
これにより、コントロール ボックス内の設計名が長くなり、オペレーターが適切な設計/バージョンを見つけるのが難しくなりました (設計名全体が表示されなかったため)。
設計名の長さを管理可能な範囲に保ちながら、GCS 設計にプロジェクトのコンテキストを与える方法が必要でした。プロジェクトの短縮名の導入 により、プロジェクトに短縮名を割り当てることができるようになりました。
この機能では、<プロジェクト名> がデフォルト値として設定されており、これを編集することが可能です。
この短縮名は、GCSシステムのデバイスに公開されるすべての設計に適用されます。
たとえば、WorksManager の設計名が「Finish Grade」の場合、従来の制御ボックスの設計名は「TCP1-Finish Grade.V01」になります。
・フィールド(現場)コントロール ポイント(現場既知点)の表示とダウンロード
WorksManager からコントローラを使用して現場で測定された「フィールド コントロール ポイント」を表示およびダウンロードできるようになりました。
フィールド コントロール ポイントを表示するには、「フィールド データ」ページ (「プロジェクト」→「デバイス」 → デバイスの選択 → 「フィールド データ - 確認」 -> フィールド コントロール ポイント) のドロップダウン リストから「フィールド コントロール ポイント」を選択します。
ファイルを選択して「ダウンロード」ボタンをクリックすると、フィールド コントロール ポイントをデスクトップにダウンロードできます。
・Earthworks および GCS マシンのマシン データの管理
GCS/Earthworks マシンの「マシン データ」をオフィスから簡単に管理できるようになりました。
アカウント デバイス ページからマシン データにアクセスできます
(「マイ アカウント」 → アカウントの選択 → アカウント デバイス → GCS/Earthworks マシンの選択 > マシン データの表示フォルダー アイコンをクリック)。
必要に応じてファイルをダウンロード、削除、またはアップロードができます。
・受信機モデルの追加
受信機モデル (SPS855、SPS985、SPS852、SPS851、SPS850、SPS986、SPS585、R750) をアカウントに追加、編集、削除し、IBSS 経由で修正を送信するためのフィールドの基準局として構成できるようになりました。
デバイスは、通常の「アカウント デバイスの追加」ワークフロー (マイ アカウント > アカウントの選択 > デバイス > 追加) で追加できます。GNSSセクションを参照するか、受信機名を入力して検索します。
・Earthworks の現場設計の表示とダウンロード
Earthworks の「現場設計」を表示およびダウンロードして、オフィスからマシンを管理できるようになりました。
これらは、フィールド データ ページから表示できます (マイ プロジェクト > プロジェクトの選択 > プロジェクト デバイス > Earthworks マシンを選択 > フィールド データの表示をクリック > タイプ ドロップダウンから「現場設計」を選択)。
必要に応じてファイルをダウンロードできます。
・カスタムデバイスの追加
デバイスの追加ページからカスタム デバイス モデル (TCU、GeoXR、MPS865、NetR9 など) を追加できるようになりました。
新しいアカウント デバイスの追加ページの [カスタム モデルの追加] リンクをクリックすると、カスタム モデルを作成できます。
次に、名前と説明を追加してモデルを定義できます。
最後に、[デバイス モデル] ドロップダウン リストで [カスタム モデル] を選択して、カスタム デバイスを追加します。
・すべての古い設計バージョンを自動アーカイブ
WorksManager では、設計と設計バージョンをいつでも手動でアーカイブ/アーカイブ解除できます。
さらに、設計バージョンが 3 つ以上ある場合は、システムによって自動的にアーカイブされ、最後の 3 つのバージョンが保持され、残りがアーカイブされます。
すべての古いバージョンを自動アーカイブし、最新バージョンのみを保持できるようにしてほしいという要望がありました。
プロジェクト設定に「すべての古いデザイン バージョンを自動アーカイブ」オプションを導入しました。
-プロジェクト > 設定ページを選択して、WorksManager で「すべての古いデザイン バージョンを自動アーカイブ」設定を適用できるようになりました。
既存のプロジェクトでは、これはデフォルトでオフになっていますが、設定ページに移動して、必要なときにオンにすることができます。
チェックをオンにすると、WorksManager は新しいデザイン バージョンを公開するたびに古いデザイン バージョンをすべて自動的にアーカイブし、最新のデザイン バージョンのみを保持します。
・TBC から作業指示を直接インポート
作業指示が設定されている現場で作業が行われているときは、WorksManager にログインして現場データ ビューに移動することで作業指示にアクセスできます。
その後、作業指示をダウンロードして TBC にインポートし、結果を確認/検証できます。
TBC でコントローラ作業指示を直接インポートできるようになりました。
この機能により、TBC にログインして WorksManager クラウド プロジェクトにアクセスし、コントローラを選択して、TBCから作業指示をインポートできるようになりました。
■パフォーマンス改良
・ページの読み込み時間
WorksManager のページの読み込み時間は非常に遅く、平均 8 ~ 15 秒かかっていました。
製品全体のページの読み込み時間を改善するために最適化を実施しました。この結果、ページは数秒以内に読み込まれるようになりました。
・TBC - TCC 設計反映時間
ユーザーが TBC から設計を公開したり、WorksManager から設計を追加したりすると、現場のデバイスが設計を同期してアクセスできるように TCC で使用可能になるまでにかなりの時間がかかります。この時間を改善するために一連の最適化を実施したところ、最適化の後、設計の約 85% が 5分以内 にTCCへ反映され、約 99% が 15 分以内にTCCへ反映されるようになりました。
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。