1.Bluetoothペアリング仕様について
Siteworksを使用したGNSS測量時、GNSS受信機(以下「受信機」という)と測量コントローラはBluetooth接続をします。
Bluetoothは無線であり、受信機のFWによって仕様が変わることがございます。
下表は、受信機FWにおけるBluetoothペアリング機能の履歴です。
| 受信機FWバージョン | 6.03 / 5.43以前 | 6.04 / 5.44 | 6.12 / 5.52以降 |
| リリース日 | 2019年10月 | 2019年11月 | 2021年8月 |
| Bluetoothペアリングタイマー機能 | ✖ | 〇 タイマー時間:5分 |
〇 タイマー時間:18時間 |
Bluetooth接続においては、コントローラと接続するペアリング機能についてタイマー機能がFW v6.04 / 5.44以降追加されました。
受信機のWEBUIの<Bluetooth>において、<探知可能>項目が「真」の時はペアリング可、「偽」の時はペアリング不可の状態です。
ペアリングタイマー機能は、「真」の状態の継続時間であり、タイマー時間が終了されると「偽」に変更されます。
「偽」になる条件は、下記2項目です。
・ペアリングタイマー時間が終了した時
・受信機がコントローラ等のデバイスとペアリングした時
※「偽」の状態でも過去ペアリングしたデバイスと再接続する場合は、ペアリングができることもあります。
受信機のWEBUIの<Bluetooth> → <設定>において、<起動時に自動接続>のチェックがオンになっている場合、受信機を再起動する度に「真」となり、コンローラ等のデバイスとの接続が可能な状態になります。(本機能は、受信機ハードリセット時には初期設定であるチェックオンになります)
2.受信機と測量コントローラのペアリングができない時の対応
Siteworksを終了後、下記①から③のいずれかの方法でペアリングタイマー機能を「真」にします。
① 受信機の再起動
受信機の電源のオンオフを行います。
(※受信機WEBUIの<起動時に自動接続>のチェックがオンになっている場合、受信機の再起動で
「真」になります。)
② 受信機のハードリセット
下図WEBUIよりリセット、または受信機本体の電源ボタンを長押しします。
・R780、SPS986、SPS985は、3秒ほどで電源表示LEDのみの点灯になります。
さらに長押しを続け、衛星表示LEDが再点灯して消失した段階で電源ボタンから指を離します。
・R580は、15秒ほど長押しするとLEDが点滅を始めます。さらに長押しを続けると点滅から緑色の
点灯に変わった段階で電源ボタンから指を離します。
※①および②においては、操作後受信機が再起動した後、本体パネルのLEDが下記所定の状態になるまで待ちます。
その後さらに15秒ほど経過した後に、Siteworksを起動および測量コントローラとのペアリング操作を行ってください。
・R780、SPS986、SPS985
・R580
※電源ボタン長押しにて、受信機ハードリセットを行った場合、WEBUIログイン時のパスワードも初期
化されます。
WEBUI初回ログイン時は、パスワード設定を実施します。
③ WEUBI内でペアリングタイマー機能をオンにする
受信機のWebブラウザ接続方法は、<GNSS Webブラウザ接続方法>を参照。
<Bluetooth> → <設定>より、ペアリングタイマー機能をオンにします。
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