概要
重機から取得した施工履歴を再生し、取得状況を確認することができます。
この記事では、履歴データ再生機能の操作について記載しています。
・履歴を再生すると…
バケット/排土板/ドラムが、いつどのような履歴を取得したのか、使用された設計、稼働/自動制御/静止時間、GPS精度の品質など、さまざまな情報を見ることができます。
「現場で履歴を取得したのにWorksOSに反映されていない!」「GCS900のモニターでは色が出ているのにWorksOSは出て来ない!」といった時に、詳細を確認する場合にお役立ていただけます。
前提条件
- 重機システムで正しくマッピング設定を行い、施工している。
- 取得した履歴が自動で反映されている ※手動で .tag ファイルをインポートした場合にはご覧いただけません。
※重機で施工したのに全くWorksOSに反映されていない場合、以下の原因が考えられます。
①マッピング設定が正しく出来ておらず、重機システムに履歴データが作成されていない。
→EarthWorksの平面ビューで色塗りが表示されているか確認
→次の記事を参照し、マッピング設定を行う
②履歴データが作成されているが、WorksOSデータベースに送信されていない。
→重機システムでTAGファイル(重機で作成した稼働履歴の生データ)が作成されているか確認
→重機システムの通信状況を確認
③履歴データが送信されているようだが、WorksOSに表示されない
→履歴再生機能を試す
履歴データが作成され、データベースに反映されているにもかかわらずWorksOSに表示されない
場合は、マッピング情報取得条件に合った施工が出来ていない可能性があります。
→次の記事を参照し、マッピング設定を行う
参照:EarthWorks マッピング設定と情報取得条件(バックホウ)
参照:EarthWorks マッピング設定と情報取得条件(ブルドーザ)
参照:(GCS900) マッピング設定と情報取得条件
手順
【1.履歴の取得時間を確認 】
1-1.WorksOSのマップ画面右側の、「 DDV(詳細データ表示) 」アイコンを選択
1-2.確認したい箇所をクリックし、表示される表で機械名と日時を確認
【2.データの再生 】
2-1.WorksOSのマップ画面右側の、「機械再生マップ 」アイコンを選択
2-2.建機名、開始時間、終了時間を設定しデータを読み込み
※履歴は一度に、重機1台分/最大8時間分を再生できます。
2-3.データの読み込みを開始します。完了までに数分かかります。
読み込みが完了すると再生ボタンが青く変わります。
再生ボタンで履歴の再生を開始します
【3.詳細情報確認 】
3-1.再生された履歴はステータスにより 赤/オレンジ/黄緑 で表示されます。
赤 | 爪先接地判定オフ | 色塗りに反映されません |
オレンジ | 精度の許容範囲外 | 色塗りに反映されません |
黄緑 | 爪先接地判定オン | 色塗りに反映されます |
関連記事:判定のオン/オフは以下の記事を参考にしてください
EarthWorks マッピング設定と情報取得条件(バックホウ)
EarthWorks マッピング設定と情報取得条件(ブルドーザ)
参考:精度の許容範囲はEarthWorksのWEBUIで変更可能です。
3-2.詳細表示で設定期間での情報を確認できます。
開始時間 | 設定期間内で履歴データが最初に報告された時間(時:分:秒) |
終了時間 | 設定期間内で履歴データが最後に報告された時間 |
総作業時間 |
開始時間から終了時間までの時間 |
稼働時間 | 建機のイグニッションがオンになっている時間 |
実施工時間 | イグニッションがオンでバケット/排土板/ドラムが動いていた合計時間 |
静止時間 | イグニッションがオンでバケット/排土板/ドラムが止まっていた合計時間 |
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