2-9 バルブキャリブレーション
概要
この項目ではマシンコントロールに必要な油圧のキャリブレーションを実施します。
※マシンガイダンスシステムの場合、この項目は必要ありません。
前提条件
マシンコントロールシステムに必要な構成で装着している。
手順
※バルブキャリブレーションを実施する際には、油温を上げてから実行します。
また、エンジンの回転数の設定はMAXで行います。
1. <メニュー> → <杭打ち>を選択します。
2. <次へ>を選択します。
3. 重機のアタッチメント部分が自動で動くので、ブーム・アーム・バケット各部が動いても安全な状態を確認します。
問題ないようであれば<次へ>を選択します。
4. どのバルブの調整をするか選択します。
5. ここではブームを選択したと仮定して進めます。
ブームを操作して、出来る限り下げた後、少しだけ上に戻します。
操作が終了したら、<読み取り開始>を選択します。
※バルブキャリブレーションの図はすべて動画です。すべてのキャリブレーション時、再生して動きを確認して下さい。
6. 次にブームを操作して、出来る限り上げた後、少しだけ下に戻します。
操作が終了したら、<読み取り開始>を選択します。
これでキャリブレーション時のブームの可動範囲が決定します。
7. <次へ>と表示されるまでゆっくりブームを下げます。
チェックマークが表示されたらブームの操作を止めて、<次へ>を選択します。
8. 重機の自動スイッチを1秒以上押し続けた後、放し、自動モードへ切り替わるように設定します。
切り替わると以下の画面になるので、自動スイッチを押し、自動モードに入れます。
自動モードに切り替わると、ブームのバルブキャリブレーションが始まり、自動的にブームが動き出します。
9. キャリブレーションの最中に1工程終了する毎に自動モードが切れますので、手動モードになったら、重機の自動スイッチを押して、自動モードに切り替えます。
キャリブレーションが終了するまで、自動モードに入れる操作をします。
上記画面が表れたら、重機の自動スイッチを押して、自動モードに切り替えます。
10. チェックマークと完了が表示されたら、そのキャリブレーションは終了です。
<Calibrate another>を選択して、次のキャリブレーションへ進みます。
11. 次にここではアームのキャリブレーションへ進みます。
スティックを選択します。
12.アームを操作して、アームを巻込んで少し戻します。
操作が終了したら、<読み取り開始>を選択します。
13. アームを操作して、アームを伸ばした状態から少し戻します。
操作が終了したら、<読み取り開始>を選択します。
これでキャリブレーション時のアームの可動範囲が決定します。
14. <次へ>と表示されるまでゆっくりブームを下げます。
チェックマークと次へが表示されたら、<次へ>を選択します。
15. 重機の自動スイッチを1秒以上押し続けた後、放し、自動モードへ切り替わるように設定します。
切り替わると以下の画面になるので、自動スイッチを押し、自動モードに入れます。
自動モードに切り替わると、ブームのバルブキャリブレーションが始まり、自動的にブームが動き出します。
16. キャリブレーションの最中に1工程終了する毎に自動モードが切れますので、手動モードになったら、重機の自動スイッチを押して、自動モードに切り替えます。
キャリブレーションが終了するまで、自動モードに入れる操作をします。
上記画面が表れたら、重機の自動スイッチを押して、自動モードに切り替えます。
17. チェックマークと完了が表示されたら、そのキャリブレーションは終了です。
<Calibrate another>を選択して、次のキャリブレーションへ進みます。
18. 次にここではバケットのキャリブレーションへ進みます。
アタッチメントを選択します。
19. バケットを操作して、バケットを巻込んで少し戻します。
操作が終了したら、<読み取り開始>を選択します。
20. バケットを操作して、バケットを開きます。この際バケットの底が地面につく寸前までバケットを開き、少しだけ巻込みます。
操作が終了したら、<読み取り開始>を選択します。
これでキャリブレーション時のバケットの可動範囲が決定します。
21. <次へ>と表示されるまでゆっくりブームを下げます。
チェックマークと次へが表示されたら、<次へ>を選択します。
22. 重機の自動スイッチを1秒以上押し続けた後、放し、自動モードへ切り替わるように設定します。
切り替わると以下の画面になるので、自動スイッチを押し、自動モードに入れます。
自動モードに切り替わると、ブームのバルブキャリブレーションが始まり、自動的にブームが動き出します。
23. キャリブレーションの最中に1工程終了する毎に自動モードが切れますので、手動モードになったら、重機の自動スイッチを押して、自動モードに切り替えます。
キャリブレーションが終了するまで、自動モードに入れる操作をします。
上記画面が表れたら、重機の自動スイッチを押して、自動モードに切り替えます。
24. チェックマークと完了が表示されたら、キャリブレーションは完了です。
<Finish Section>を選択して、バルブキャリブレーションを終了します。
25. キャリブレーションが終了したら、建機ファイルを保存します。
<詳細設定> → <建機設定ファイル>のメモマーク を押します。
<設定を保存>を選択し、名前をつけて保存します。
名前を入力したら、<保存>を選択します。
名前は任意で構いません。
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